
PREP法ってよく聞くけど、イマイチ使いこなせない……
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の流れで、文章を執筆するフレームワークです。

PREP法が正しくできていないと、文章の結論や根拠に説得力が欠けてしまい「何を伝えたいのか」が読者に届きません。
PREP法という書き方を学んだものの、正しく使いこなせているのか不安な人も多いのではないでしょうか。

たくさんの記事を読んできましたが、間違ったPREP法の使い方をしているWebライターは多くみかけました。
そこで今回は、初心者がやりがちなPREP法の悪い例を、よくあるNG行動からわかりやすく紹介します。ただ型を覚えるのではなく、悪い例と良い例を見比べることで、PREPを深く理解できるでしょう。
- PREPの悪い例と良い例
- 初心者がやりがちなNG行動
- PREP法のメリット・PREP法のデメリット
- PREPを身につけるためのトレーニング方法
この記事を読めば、これまで難しく感じていたPREP法も、今日からすぐに実践できるレベルで書けるようになりますよ!
記事監修
株式会社メイカヒット代表。
2020年に副業でブログを始めて2年で月収100万円達成。
Webライターとしても上場企業のLPやコピーライティングの経験もあり。
現在はSEOを中心としたマーケターとして取引企業150社以上、顧問先5社。


株式会社メイカヒット代表。
副業Webライターを1年経験後に独立。これまで上場企業を含めて幅広いジャンルのSEO記事やコラムを1,000本以上執筆した。
現在は年間150名以上に取材を実施する、日本インタビュアー協会認定インタビュアー。取材を通じて人や企業の価値・想いの言語化に貢献している。
- あと5万円あれば、生活が楽になる…
- 副業したいけど学ぶお金がない…
お金の不安を抱えている方におすすめの副業が「Webライター」です。
でも「副業として始めるには、スクール代が高すぎる…」と感じていませんか?
そんなあなたのために、超有料級のWebライターのノウハウを詰め込んだ特典をご用意しました。
受講生300名が大絶賛した特典を今だけ無料でプレゼント中です!ぜひ受け取ってください!
【例文あり】PREP法の悪い例とNG行動

PREP法を正しく使用すれば、シンプルで伝わりやすい文章になります。しかし、実際には「PREP法のつもりで書いたけれど、読みにくい」と感じる文章もよく見かけます。

初心者がよくやりがちなPREP法の悪い例とNG行動を、
一緒に見てきましょう。
【悪い例】文章を書くときには、具体的で説得力のある文を書く必要があり、実際の実例やデータなどを引用して書かなければならないため、PREP法を使って文章を書くことは重要です。
- NG行動1:結論が記載されていない
- NG行動2:理由に説得力がない
- NG行動3:具体例がわかりづらい
- NG行動4:簡潔にまとめられていない
悪い例と4つのNG行動を把握してから自分の文章を見直すと、修正点が見分けられるようになり、正しいPREP法が身につけられます。

ありがちなミスをなくして文章力を上げられるように、一緒に勉強していこう!
NG行動1:結論が記載されていない
Webライターを始めたばかりの人は、最初に結論を書いているつもりで記事を書き終えてしまっているケースも少なくありません。

冒頭に結論が記載されていないと、何が問題なの?
冒頭で結論を記載されないと、話の方向性を読者が掴めません。その結果、読者の満足度を下げることに繋がります。

「PREP法を書くメリット」をお題にした悪い例を
一緒に確認してみましょう。
「結論を最初に伝えることは重要です。文の始まりに主張がくることで、要点を抑えて読者に内容を伝えることができます。」
上記の悪い例をみると冒頭でPREP法を書く重要性は記載されていますが、メリットについて説明されていません。読者からすれば何を伝えたいのかがわからなくなってしまいます。
最初の一文で「何を主張したいのか」をはっきり伝えると、簡潔に要点を抑えられ読者の満足度が高まるはずです。

この文章もPREP法で書いていますよ!
NG行動2:理由に説得力がない
結論を伝えるだけでは読者は納得感を得にくいため、理由をつけて説得力を持たせる必要があります。
結論を裏付ける具体的なデータや情報がないと、読者が不信感を持ちます。
今回は「副業」に関する文章で、説得力に欠ける悪い例を取り上げます。「副業はおすすめです。なぜなら、多くの人が取り組んでいるからです。」

「多くの人が取り組んでいること」が副業を推奨する理由だと、
読者を納得させる根拠にはならないですよね。
そこで、下記のように根拠となるデータを添付すると説得力が増します。
「日本では、副業などの多様な働き方が推奨されています。なぜなら、厚生労働省が副業のガイドラインを設けているからです。」

確かに、厚生労働省が出しているデータなら安心だ!

説得力を高めるために、公共機関や大手企業のような信頼性のある機関が出している情報を活用しましょう。
根拠となる情報を記載することで、読者に納得感を持って読み進めてもらえるようになります。
NG行動3:具体例がわかりづらい
具体例が抽象的でわかりづらいと、読者は「本当に?」と疑問を持ってしまいます。その時点で読者は文章を読みたいと思わなくなり、興味を失ってしまうでしょう。

わからないものを読みたいとは思わないな。
ここも具体例が記載されていない、悪い例を教えて欲しい!
Webライターの働き方をテーマに考えると、「Webライターはクライアントの代行で記事を執筆する仕事です。」のような文章が悪い例になります。
本や雑誌のような紙媒体で仕事をするブックライターなのか、人と対面で話す取材ライターなのか、Webライターの業務内容についての具体例が記載されていません。漠然とした内容では、イメージが湧きづらくなってしまっています。
Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の流れを意識することで、読者に伝わりやすい記事となります。

より具体的にするのであれば、数字や背景を入れ込むのも1つの手です。
NG行動4:簡潔にまとめられていない
PREP法の魅力は、話の全体像を認識しやすいシンプルな構成になることです。結論と理由、具体例が簡潔にまとまっていない文章は、読者の理解を妨げ離脱の原因に繋がります。
結論ファーストにし、不要な部分を省くことで、読者はスムーズに内容を理解できます。

端的に結論を言えなくて、遠回しな表現になることが多いかも……

PREP法を使用するときは、簡潔にまとめることを意識してください。
何度も繰り返すことで、身につくはずです。
読者に響くPREP法の良い例

ここからは、PREP法の良い例をみていきましょう。先ほどの悪い例で確認したやりがちなNG行動を避ければ、正しくPREP法を活用できますよ!

一度、正しくPREP法を活用できている例文を確認してみましょう。
【P:結論】
PREP法を身につけると、伝えたいことを整理して、簡潔でわかりやすい文章が書けるようになります。
【R:理由】
なぜなら、PREP法は「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の流れで伝える構成なので、読み手にとっても内容を理解しやすくなります。
理由や具体例を記載することで、説得力が増すでしょう。
【E:具体例】
たとえば、記事を読み終わった後の読者の満足度が高まり、離脱率を抑えられます。それだけでなく、文の型ができることでライターの執筆の負担が小さくなり、双方にメリットがあります。
【P:結論】
PREP法を活用すれば、読者に伝わる文章が書けるようになり、最後まで読まれる記事になるでしょう。
最初は時間がかかっても、ひとつひとつの要素を確認しながら執筆することで、PREP法を使った構成のミスが大幅に減ります。
もっと文章がうまくなりたい!という人は、下の動画もぜひご覧ください。初心者がつまづきやすい部分を、噛み砕いて説明しているので、PREP法をしっかり理解できますよ!
PREP法で文章を書くメリット

月数万円を稼ぐWebライターが、身につけている技術の1つがPREP法です。PREP法を習得する具体的なメリットは、以下の4つです。
- 決まった型があるから、文章が書きやすくなる
- 理由や根拠を記載するから、説得力のある文章になる
- 余分な部分を削ったシンプルな文だから、要点が伝わりやすくなる
PREP法でわかりやすい文章を書けるようになれば、記事構成や提案力も高まり、仕事の幅を広げるきっかけになります。

それなら、絶対にPREP法をマスターできるようになりたいな!
PREP法を習得すれば、質の高い文章がスラスラ書けるようになり、月数万円を稼ぐライターの足がかりになるでしょう。
文章が書きやすくなる
PREP法なら、「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の型に当てはめていくため、書き方に迷いにくくなります。

悩む時間が少なくなれば、自然と早く記事が書けるようになります。
PREP法での文章作成に慣れてくると、記事の質を落とさずに、どんどん執筆スピードが上がってくるでしょう。
説得力のある文章になる
「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の流れで本文を書くと、論理的で説得力のある文章が完成します。
たとえば、「これから何の話をするのか」という結論を最初にもってくることで、読者は話の内容を理解しながら読み進められます。
さらに理由や具体例のあとに結論をもう一度述べるため、論理的な一貫性が強まり、読者の納得感も高まります。
要点が伝わりやすくなる
PREP法を使えば、話の要点を最初に示せるので、全体を通して伝わりやすくなります。
結論が最初にこないと「一体何のことを言いたいのだろう?」と、読者はモヤモヤした疑問を感じながら読み進めることになります。その結果、要点が頭に入らず離脱してしまう可能性が高くなります。

確かに普段の会話でも「結局この人は何が言いたかったんだろう」と気になって、時間が経ってからもう一度確認することもあるよ……
結論ファーストを意識すると、普段の会話やビジネスの現場でも、円滑にコミュニケーションを取れるようになります。

文章と会話の両方の場面で活用できることから、PREP法は汎用性が高い技術といえますね。
PREP法のデメリット

PREP法は記事媒体やジャンルによっては使えないため、あえて文章の型を崩す必要があるでしょう。なぜなら、以下の4つのデメリットを持っているため、全てのケースに置いてPREP法を活用することができないからです。
- 同じような文章の構成が続くから、ワンパターンな文章になりやすい
- 読者へ行動を促す文章ではないから、セールスライティングには不向き
- 感情的な共感を持ちにくいから、ストーリー性が求められるジャンルには適さない
PREP法は説得力のある文章には向いています。しかし、記事の内容によってはPREP法で書いてしまうと、かえって質の低い記事になってしまうケースも少なくありません。

記事の内容によっては使い分けも大切ですよ!
ワンパターンな文章になりやすい
PREP法は型が決まっている分、毎回同じ構成になりやすく、説明が単調になりがちです。ワンパターンな文章が続くと「またこの流れか」と、読者に飽きられてしまう可能性があるでしょう。
たとえば、PREP法でよく見られる定番の表現は、以下のようなものです。
- 【結論】〇〇は△△です。
- 【理由】なぜなら〇〇は▢▢だからです。
- 【具体例】たとえば〜〜〜〜でしょう。
- 【結論】したがって〇〇は△△です。
型が決まっている分、どうしてもテンプレートのような印象を持たれやすくなってしまいます。

同じ流れが繰り返されていると、マンネリな印象を受けるね
PREP法は論理的な表現ができる一方で、機械的な文章になりやすいのが欠点です。
セールスライティングには不向き
セールスライティングは、読者の感情に訴えかけ商品やサービスを利用してもらえるように、「行動」を促すことが求められます。

しかしPREP法は、簡潔に要点をまとめて書くための方法です。そのため、セールスライティングには向いていません。
読者には「読まない・信じない・行動しない」の3NOTと言われる心理的障壁が存在します。商品やサービスを利用してもらうには、論理だけでなく感情にも訴えかけなければなりません。
PREP法は読者へ論理的に内容を伝えられる反面、「この商品が欲しい」「サービスを利用したい」のような、欲求を刺激するのは難しいです。
そのため、セールスを目的とした文章は、感情を揺さぶる言葉選びやストーリーを展開するなどの工夫が必要です。

論理的に解説できるPREP法と、読者に行動してもらうために必要なセールスライティングを上手に使い分けましょう!
ストーリー性が求められるジャンルには適さない
事実や主張を明確に伝えられるPREP法は、ストーリー性が重視される小説や体験談では活かすのは難しいでしょう。
小説の場合、読者はストーリーの流れや感情の起伏を求めています。読者の感情を動かすような”没入感のある展開”をつくるには不向きです。

淡々と書かれた小説を読んでも、たしかに感情は動かないな〜。
物事を整理して筋道を立てるときはPREP法が有効ですが、ダイレクトに読者の感情に訴えたいシーンでは、型に縛られない工夫をしましょう。
PREP法を身につけるためのトレーニング方法

読者から高い満足度を得るためには、まずはPREP法を習得して文章力を磨き続けることが重要です。PREP法を身につけるためのトレーニング方法は、以下のとおりです。
- 好きなテーマで文章を書く
- PREP法で書かれた文章を読む
- フィードバックを受ける
PREP法を使いこなせるようになるには、実践を重ねることが一番の近道です。この記事を読んだ後、すぐに実践できる具体的な内容を解説します。
好きなテーマで文章を書く
どんなジャンルでもいいので、まずは文章を書くところからスタートしてみましょう。

書きやすいテーマから、書いてもいいのかな?

もちろんです。興味のある話題なら思考も整理しやすいので、まずは自分の得意ジャンルから試してみましょう。
あらかじめ理解度が深いテーマであれば、「何を書こうかな」と悩みにくくなります。ここで、PREP法を使用した好きなものをテーマにした例文を一度確認してみましょう。
【P:結論】
私はケーキが好きです。
【R:理由】
なぜなら、甘いクリームとしっとり焼き上げたスポンジが絶妙に溶け合い、食べている間は幸せな気分に浸れるからです。
【E:具体例】
たとえば、仕事で疲れた日に甘いイチゴのショートケーキを食べると、疲労が癒され活力を取り戻せます。
【P:結論】
そのため、美味しいだけではなく幸福感を高めてくれるケーキが好きです。
PREP法は型が決まっているので、内容さえ決まってしまえば少しずつ書き始められるでしょう。
PREP法で書かれた文章を読む
文章を書くだけでなく、構成を意識しながら他の記事を読むのも効果的です。

「どこが結論で、どこが理由か」を意識して、書籍やブログ、プレゼン資料などを読んでみましょう!
質の高い文章を読むことで、自分の構成のわかりづらい部分が見えてきて、改善点が明確になります。
文章を書いたり読んだりすることを繰り返していると、自然とPREP法を習得でき構成力がぐんぐんと伸びていきます。
フィードバックを受ける
PREP法を上達させたいなら、自分の文章を身近な人に読んでもらいましょう。他者からのフィードバックを受けると、自分では気づかなかった点を認識できるようになります。
家族や友人、同僚でもOKですが、できればライター仲間やプロに読んでもらうのが理想です。的確な指摘をもらうことで、より洗練された文章になり、どんどん成長していくでしょう。

自分の文章を読んでもらうのは緊張するけど、試してみるね!

とはいえ、大半の人が記事添削をお願いする相手を見つけること事態が難しいでしょう。
月100万円を稼ぐ講師が在籍しているメイカラのWebライタースクールでは、いつでもアドバイスを受けられる環境が整っていますよ!
\ プロから本気のフィードバックが受けられる!/
Webライターなら知っておきたい2つの型

Webライターとして伝える力を磨くなら、PREP法だけでなく、SDS法とDESC法についても理解を深めましょう。
SDS法は結論を手短に伝える方法で、スピーディーに情報を伝達したいシーンで使用されます。DESC法は自分の意見を相手に傷つけずに伝える方法で、交渉のシーンで適しています。
それぞれの特徴と使い分けのコツを詳しく紹介するので、用途に合わせて型を選べるようになりましょう。
SDS法
文章に説得力を持たせるために理由や具体例を記載するPREP法とは違い、SDS法は理由や具体例を記載しません。
- Summary(要点):冒頭で主張を伝える
- Details(詳細):事実や情報について触れる
- Summary(要点):改めて要点を知らせる
たとえば、ニュースや自己紹介のように詳細部分に重点を置いて伝えたい場合は、SDS法の方が相手の関心を手早く引き付けるのに適しています。
相手に一刻も早く情報を簡潔に伝えたいときや、集中しづらい場面でもSDS法は使用されます。
DESC法
DESC法は、相手の行動を変化させたいときに使用されます。PREP法は論理的な文章を書くのに特化していますが、相手の感情に寄り添いたい場合は、DESC法の方が適しているでしょう。
- Describe(描画):事実を客観的に伝える
- Express(説明):自身の考えや気持ちを訴える
- Suggest(提案):相手に要望を伝える
- Choose(選択):相手の考えを尊重しつつ、判断や行動を促す
たとえば、クレーム対応や子どもへの教育のような、相手の価値観や考えを配慮しながらも自分の意見を伝えたい場面で利用されます。
相手を否定せず事実や解決策を提案したいときは、DESC法を活用してみましょう。
まとめ:PREP法をマスターして文章力を底上げしよう!

ここまで悪い例を参考にして、初心者がやりがちなNG行動を解説してきました。
悪い例をみると信頼できる根拠が記載されていないだけでなく、要点がまとまらず読者の悩みや問題を解決する文章になっていません。
一方、良い例では記事の主張がはっきりと記載されているだけでなく、理由や根拠が明確で説得力があります。読者から高い満足度を得られるのであれば、最後まで離脱せずに読み進めてくれるでしょう
文章を執筆してお金を稼ぎたいのであれば、PREP法の習得は必要不可欠です。PREP法が身についた後に、過去に書いた記事を読み返すと、「なんだか読みにくい」と感じた理由がはっきりわかるでしょう。

一人だと不安な人は、メイカラの無料個別相談を受けてみてください!
短期間で文章力を上げるためのノウハウを学ぶことができますよ。