「Claudeで記事を書けると聞くけれど、どう頼めばいいのか分からない」
「AIに書かせた文章を、そのまま納品していいのかな」
そんな迷いを持ちながら、AIを仕事に取り入れるタイミングを探している人は多いと思います。
ClaudeはAnthropic社のAIで、長い文章の下書きや見直しを手伝ってもらえます。ただ、「記事を書いて」と一言だけ頼むと、誰に向けた記事なのかがぼやけた文章になりがちです。頼み方の順番を決めておくと、手直しの時間を減らしやすくなります。
この記事では、Webライターの仕事でClaudeを使って記事を作る4つの手順と、そのまま使える依頼文の例、気をつけたい点を紹介します。例はライターの話が中心ですが、デザインや広告運用の提案文など、ほかの仕事でも考え方は同じです。すでにWebの仕事をしている人に向けて書いています。
記事監修
株式会社メイカヒット代表。
2020年に副業でブログを始めて2年で月収100万円達成。
Webライターとしても上場企業のLPやコピーライティングの経験もあり。
現在はSEOを中心としたマーケターとして取引企業150社以上、顧問先5社。


株式会社メイカヒット代表。
副業Webライターを1年経験後に独立。これまで上場企業を含めて幅広いジャンルのSEO記事やコラムを1,000本以上執筆した。
現在は年間150名以上に取材を実施する、日本インタビュアー協会認定インタビュアー。取材を通じて人や企業の価値・想いの言語化に貢献している。
Claudeで記事作成するときの基本の流れと料金
フクロウ教授先に全体の流れを置いておきます。Claudeに任せるのは下書きまで。最後の判断は自分でする、と決めておくと迷いません。
構成→下書き→見直しの順で頼み、事実確認は自分でする
Claudeで記事を作るときは、次の4つの手順で進めます。
- 読者と目的を伝える
- 構成案を出してもらい、自分で直す
- 見出しごとに下書きを書いてもらう
- 自分の目で見直し、数字や事実を確かめる
一度に全部を頼まず、段階ごとに確かめながら進めるのがポイントです。構成の段階で方向を合わせておくと、下書きの手直しが少なくて済みます。
おさるくん一気に書いてもらうんじゃなくて、段階を分けるんだね。
Claudeは無料でも使える。料金とプランの違い
Claudeは、Webブラウザやスマホのアプリから使えます。公式の料金ページによると、無料のFreeプランでもチャットやWeb検索、ファイルの作成ができます(2026年10月15日時点)。
| プラン | 月額(米ドル) | 主な違い |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 基本の機能を使える。プロジェクトは5つまで |
| Pro | 月払い20ドル(年払いなら月17ドル相当) | 使える量が増え、使えるモデルも増える |
| Max | 100ドルから | Proの5倍または20倍の量を使える |
まずは無料で試し、仕事で毎日使うようになってから有料プランを考える流れで十分です。
任せやすい作業・任せにくい作業
Claudeに任せやすいのは、形を整える作業です。構成案の叩き台、見出しの言い換え、長い文章の要約、誤字や言い回しの見直しなどは、短い時間で案を出してくれます。自分で一から考えると時間のかかる見出しの案も、叩き台があれば、選んで直す作業から始められます。
反対に、任せにくいのは、事実の確認と、あなた自身の体験です。AIはもっともらしい文章を書きますが、数字や制度の説明がずれていることがあります。取材した内容や、自分が実際に試した感想は、Claudeには書けません。
| 任せやすい作業 | 自分でやる作業 |
|---|---|
| 構成案の叩き台、見出しの案 | 読者と目的を決める |
| 見出しごとの下書き | 数字・制度・料金の確認 |
| 要約、言い回しの見直し、誤字の確認 | 体験談や取材内容を書く |
| タイトルやメタディスクリプションの案 | 最後に納品してよいかを決める |
ClaudeやChatGPTを使い分けるAIライティングのやり方と、プロンプトの例は、こちらで紹介しています。

Claudeで記事を作成する4つの手順(依頼文の例つき)
フクロウ教授依頼文の例は、〇〇の部分を書き換えればそのまま使えます。
手順1:読者と目的を伝える
最初に、誰に向けた記事で、読んだ人にどうなってほしいのかを伝えます。ここがあいまいだと、どの手順でも的外れな案が出てきます。
〇〇の部分は、自分の案件の内容に置き換えてください。
これから記事を書きます。まだ本文は書かず、私の説明を読んで、分からない点があれば質問してください。
・狙う検索キーワード:〇〇
・読者:〇〇で悩んでいる〇〇(年代・立場)
・読んだあとにしてほしいこと:〇〇
・文字数の目安:〇〇字
・語り口:ですます調で、やわらかく
おさるくん先に質問してもらうと、伝え忘れに気づけるね。
手順2:構成案を出してもらい、自分で直す
次に、見出しの構成を出してもらいます。出てきた案は、そのまま使わずに自分で並べ替えたり、足りない見出しを足したりします。
狙うキーワードで実際に検索し、読者が知りたい問いが構成に入っているかを確かめましょう。読者が知りたい答えは、最初の見出しに置きます。
構成を頼むときの依頼文の例です。
上の条件で、記事の構成案を作ってください。h2を5〜6個、それぞれの下にh3を2〜3個。最初のh2では、検索した人の問いに結論から答えてください。
手順3:見出しごとに下書きを書いてもらう
構成が決まったら、見出しを1つずつ指定して下書きを頼みます。記事全体を一度に頼むより、見出しごとに頼むほうが、内容のずれに早く気づけます。
自分の体験や、取材で聞いた話は、箇条書きのメモにしてClaudeに渡しましょう。メモにないことは書かないよう頼んでおくと、作り話が混ざりにくくなります。
下書きを頼むときの依頼文の例です。
「〇〇」の見出しの本文を、400字前後で書いてください。次のメモの内容だけを使い、メモにない数字や事例は書かないでください。
メモ:〇〇
手順4:自分の目で見直し、事実を確かめる
最後は、自分の目で読み直す時間です。数字・制度・料金・サービスの内容は、公式サイトや一次資料で1つずつ確かめ、出典のリンクをつけます。
見直しの段階でも、Claudeは頼りになる相手です。ただし、事実が正しいかの判断は自分の役目として残しておきましょう。
見直しを頼むときの依頼文の例です。
この文章を読み、読みにくい文、同じ語尾が続いている箇所、意味が分かりにくい言葉を指摘してください。書き直しはせず、指摘だけをしてください。
フクロウ教授書かせるより、指摘してもらう使い方のほうが、自分の文章の力も伸びていきます。
プロジェクト機能とClaude Codeで、自分の書き方を覚えてもらう
案件ごとに「プロジェクト」を作る
Claudeには「プロジェクト」という機能があります。公式ヘルプによると、プロジェクトごとに資料を登録でき、そのプロジェクトの中の会話では、登録した資料を踏まえて答えてくれます。無料プランでも5つまで作れる、という案内です。
継続案件がある人は、案件ごとにプロジェクトを作っておくと便利です。毎回同じ説明をしなくて済みます。
AIを使った書き方の全体像や、ほかのツールとの比べ方は、こちらで紹介しています。

登録しておきたい資料
登録しておくと役立つのは、次のような資料です。
- クライアントさんの表記ルールやレギュレーション
- 過去に納品して、直しが少なかった記事
- 自分の文章の癖や、よく指摘される点のメモ
口調や役割などの「指示」も設定できます。個人設定の案内では、プロジェクトの指示は有料プランの機能とされているため、使う前に自分のプランで確かめておきましょう。
おさるくんルールを毎回貼らなくていいのは助かる!
作業の流れごと任せたい人はClaude Codeも
料金ページでは、ProとMaxのプランに「Claude Code」が含まれると案内されています。パソコンのフォルダの中で動くClaudeで、記事のルールを「CLAUDE.md」というファイルに書いておくと、作業を始めるたびに読み込んでくれます。そのうえで、下書きや見直しを進めてもらう使い方も一つの方法です。
ただ、最初からすべてを任せる必要はありません。まずはチャットで4つの手順に慣れ、毎回同じ説明をしていると感じたら、プロジェクトやClaude Codeに移る順番で十分です。
Claudeで記事を作るときの注意点
フクロウ教授便利な分、気をつけたい点もあります。3つに分けて見ていきましょう。
数字・制度・料金は、一次資料で確かめる
Claudeの答えには、もっともらしいけれど事実と違う内容が混ざることがあります。とくに数字、法律や制度、料金、キャンペーンは、変わりやすい情報です。
公式サイトや官公庁の資料で確かめ、確かめた日付をメモしておきましょう。確かめられなかった数字は、記事に書かないと決めておくと、納品後のトラブルを防げます。
クライアントさんのAI利用のルールを先に確かめる
AIを使ってよいかどうかは、案件ごとに違います。使ってよい案件でも、「構成まではよい」「本文はAIを使わない」など、範囲が決まっている場合もあるでしょう。
契約や依頼の段階で、AIを使ってよいか、どこまで使ってよいかを確かめておきましょう。黙って使い、あとで分かると、信頼を失いかねません。決まりがない案件でも、どの作業にAIを使ったかを事前に伝えておくと、あとで誤解が生まれにくくなります。
おさるくんどこまで使っていいか、聞くのをつい後回しにしちゃいそう…
Googleの評価と著作権の考え方を知っておく
2023年2月8日に公開された、GoogleのAI生成コンテンツに関するガイダンスでは、コンテンツの作り方よりも品質を重視すると説明されています。一方で、検索順位の操作を主な目的に、AIを含む自動化でコンテンツを作ることは、スパムに関するポリシー違反という扱いです。
著作権については、文化庁の文化審議会著作権分科会法制度小委員会が「AIと著作権に関する考え方について」を2024年3月15日に取りまとめました。AIで作った文章が既存の文章とよく似ていると、問題になる場合もあるでしょう。下書きをそのまま使わず、自分の言葉で書き直す工程を入れておくと安心です。
AIで作業が速くなった先に、Webライターが磨きたいこと
フクロウ教授Claudeを使うと、作業の時間を縮めやすくなります。空いた時間で何をするかが、これからの差になります。
作業の時間が短くなるほど、判断する力が問われる
メイカラ代表で、この記事の監修者でもある久保田は、2026年9月30日のYouTubeライブで、AIで一人でできることが広がった先の働き方について語りました。作業によっては、これまで1週間かかっていたことが1時間でできるようになっているそうです。
久保田は、スキルがないとAIは使いこなせないとも言います。ここでいうスキルとは、誰の何のために作るのかという入り口と、どんな完成の形にしたいのかという出口が分かっていることです。
制作物はAIが作ってくれるようになった。大事なのは、出てきたものの良し悪しが分かるかどうかだ、という見方もしています。Claudeで速く書けるようになるほど、良し悪しを見極める基本の力が生きてきます。
フクロウ教授AIを使うほど、書く基本が大事になります。
一人で抱えず、組んで仕事を広げる
AIで作業が速くなると、一人で回せる量は増えるでしょう。ただ、書くことだけを続けていると、同じようにAIを使う人と速さで比べられやすくなります。AIでWebライターの仕事がどう変わっていくかは、こちらで紹介しています。

久保田がライブで勧めているのは、一人でやらずに、組む働き方です。
Webライターなら、たとえばデザインができる人と組み、記事とデザインをまとめて提案する形も考えられます。
メイカラは、Webで働く人たちが集まり、人と組んで仕事を生むことを目指すオンラインサロンです。AIの使い方を試しながら、一緒に仕事をつくる仲間を探している人に向いています。
フクロウ教授一人で全部できるようにならなくて大丈夫!得意な人と組めばいいんです。
AIを使いながら、仲間と仕事をつくる場所
月額3,980円(税込)・いつでも違約金なしで退会できます
Claudeでの記事作成でよくある質問
- Claudeの無料プランでも記事作成はできますか?
-
はい。無料のFreeプランでも、構成案や下書き、見直しを頼めます。料金ページのとおり、どのプランにも、使える量の上限は決まっています。仕事で使う量が増えてから、有料プランを考えれば十分です。
- ChatGPTとClaude、記事作成にはどちらがいいですか?
-
どちらでも、この記事の4つの手順で記事は作れます。出てくる文章の雰囲気が違うので、手順2の依頼文を両方に貼り、出てきた構成案を比べて、自分の書き方に近いほうを選ぶ方法がおすすめです。料金や機能は変わりやすいため、使う前にそれぞれの公式ページで確かめてください。
- Claudeで1記事を作るのに、どれくらい時間がかかりますか?
-
記事の長さや、事実確認にかかる手間で変わります。最初は段階ごとに確かめる分、思ったより時間がかかるかもしれません。依頼文の型や、プロジェクトの資料がそろってくると、同じ種類の記事は進めやすくなります。
- AIで書いた記事は、Googleで評価が下がりますか?
-
Googleは、作り方よりも内容の品質を重視すると説明しています。AIで作ったかどうかより、読者の役に立つか、事実が正しいかが大切です。検索順位の操作を主な目的に、AIを含む自動化でコンテンツを作ることは、スパムに関するポリシーに違反するとしています。
まとめ:Claudeで記事作成するなら「下書きまで任せ、判断は自分で」

- 読者と目的を伝える→構成→見出しごとの下書き→見直し、の4つの手順で進める
- 依頼文では、メモにない数字や事例を書かないよう頼んでおく
- 数字・制度・料金は、公式サイトや一次資料で自分で確かめる
- 継続案件はプロジェクト機能で、資料やルールをまとめておく
- AIで速くなった分、良し悪しを判断する力と、人と組む力を磨く
AIを使いこなすほど、一人で抱えずに相談できる仲間の存在が心強く感じられるはずです。
迷ったら、オンライン個別相談(無料)で話を聞いてから決められます
月額3,980円(税込)・いつでも違約金なしで退会できます


