「旅先でも仕事を続けたいけれど、どんな仕事ならできるんだろう」
「旅行代を稼げるようになってから出発したい」
旅しながら稼ぐ方法には、旅先からオンラインで仕事をする方法と、滞在先で働く方法があります。自分で移動の予定を決めたい人にはオンラインの仕事が合いやすく、地域の人と関わりながら滞在したい人には現地で働く選択肢があります。
ただし、パソコンを持って出かければ、すぐに収入が生まれるわけではありません。仕事を受ける準備と、旅の費用・作業時間の見通しが必要です。この記事では、旅と両立しやすい仕事4選、現地で働く方法、出発前に試したい手順を紹介します。
記事監修
株式会社メイカヒット代表。
2020年に副業でブログを始めて2年で月収100万円達成。
Webライターとしても上場企業のLPやコピーライティングの経験もあり。
現在はSEOを中心としたマーケターとして取引企業150社以上、顧問先5社。


株式会社メイカヒット代表。
副業Webライターを1年経験後に独立。これまで上場企業を含めて幅広いジャンルのSEO記事やコラムを1,000本以上執筆した。
現在は年間150名以上に取材を実施する、日本インタビュアー協会認定インタビュアー。取材を通じて人や企業の価値・想いの言語化に貢献している。
旅しながら稼ぐ方法は、オンラインの仕事と現地で働く仕事に分かれる

フクロウ教授最初に決めたいのは、どこへ行くかよりも、旅の途中でどのように働きたいかです。オンラインの仕事と現地の仕事では、予定の組み方が変わります。
| 比べるところ | オンラインで仕事をする | 旅先で働く |
|---|---|---|
| 仕事の例 | 記事の執筆、デザイン、Web制作など | 宿泊施設の接客、農作業など |
| 収入の出どころ | 依頼主への納品、ブログの広告など | 雇用先や依頼主からの報酬 |
| 予定の決め方 | 納期や打ち合わせに合わせて観光・移動を調整する | 勤務日・勤務時間に合わせて滞在する |
| 出発前の確認 | 案件、作業場所、通信環境、納期 | 採用・契約、仕事内容、報酬、住居・交通費の条件 |
会社員としてリモートワークを続ける方法もあります。その場合は、勤務先が認める就業場所と、情報管理のルールを先に確認してください。「在宅勤務可」が、そのまま国内外の旅先で働いてよいという意味とは限りません。
まだ収入になる仕事が決まっていない人は、旅費を確保したうえで、普段の生活で仕事を受ける経験から始めるほうが準備を進めやすくなります。
旅しながら稼ぐオンラインの仕事4選
おさるくん旅先からできる仕事にも、いろいろな違いがあるんだね。

この記事で紹介するのは、Webライター、取材ライター、ブロガー、Webデザイナーの4つです。同じオンラインの仕事でも、報酬を得るまでの流れや、仕事をする時間の自由度は異なります。
| 仕事 | 主な作業 | 旅と両立するときの注意点 |
|---|---|---|
| Webライター | 調査、構成、執筆、修正 | 納品後の修正時間まで確保する |
| 取材ライター | 取材準備、聞き取り、撮影、執筆 | 取材先の日時に予定を合わせる |
| ブロガー | 記事制作、更新、集客、広告の改善 | 記事の公開だけで収入になるとは限らない |
| Webデザイナー | 要件の確認、デザイン制作、修正 | 制作環境と打ち合わせ・修正の時間を確保する |
1. Webライター:旅先から記事を執筆する
Webライターは、企業のサイトやメディアに載せる記事を書く仕事です。案件によっては取材に出かけず、調査や執筆をオンラインで進められます。
旅先の経験を旅行記事にする道もありますが、旅行ジャンルに絞る必要はありません。これまでの仕事や趣味で詳しい分野があれば、得意な題材の記事を旅先から書く方法も考えられます。
依頼を受ける前には、文字数や報酬だけでなく、調査範囲、納期、修正対応、連絡できる時間を確認しましょう。未経験からの準備は、副業Webライターの始め方で紹介しています。

2. 取材ライター:地域の人や場所を取材して書く
取材ライターは、相手に話を聞き、内容を記事にまとめる仕事です。地域のお店や施設を訪ねる取材と、オンラインで話を聞く取材があります。
現地取材では、相手が対応できる時間が優先になります。旅程と取材日を調整し、撮影や記事の確認まで含めて予定を組む必要があります。交通費や宿泊費を誰が負担するかも、受注前に決めておきましょう。
旅行に行くことと、取材の仕事を受けることは別です。まずは近くのお店や人を題材に練習し、取材から原稿までの流れを経験すると、旅先で必要になる準備も見えてきます。取材ライターになるための準備も参考にしてください。

3. ブロガー:旅の体験を記事にして育てる
ブロガーは、自分のサイトに記事を公開し、広告などを通じて収入を得る働き方です。旅の経験や写真を自分の視点で残せる一方、記事を公開しても、すぐに読まれたり収入になったりするとは限りません。
出発直後の生活費までブログの収入でまかなおうとすると、収益化を急ぐことになります。最初は別の収入や貯蓄を確保し、読者の役に立つ記録を積み重ねる計画が現実的です。
記事の題材は「旅行に行った」という日記だけでなく、実際に使った交通手段、作業できた場所、準備で困ったことなど、次に行く人が知りたいことから考えてみてください。
4. Webデザイナー:制作と確認の時間を確保して働く
Webデザイナーは、Webサイトやバナーなどをデザインする仕事です。オンラインで進められる案件でも、依頼主との要件の確認、打ち合わせ、修正対応は必要になります。
移動中の小さな画面だけで制作を済ませようとせず、必要なパソコンやソフトを使える環境を確保しましょう。作品の見本を作り、どこまで自分で対応できるかを依頼主へ伝えることも受注前の準備です。
フクロウ教授旅の予定に合わせやすいかどうかは、職種だけでは決まりません。仕事内容、連絡の取り方、納期について依頼主と合意できるかが、両立の判断になります。
旅先で働いて稼ぐ方法と、募集を見るときの確認点
おさるくん地域の人と関わりながら、現地で働く方法も知りたいな。

地域の人と関わりながら滞在したい人は、宿泊施設の仕事や農作業などを探す方法もあります。たとえば、おてつたびでは、宿泊施設や農家などの募集を地域や期間から探せます。
また、SAGOJOには、旅先の地域と関わる仕事やプログラムが掲載されています。掲載内容はそれぞれ異なるため、仕事の報酬がある募集なのか、参加費がかかる体験なのかも含めて確認してください。
- 応募する人は、募集期間と実際に働く日数・時間を確認する。
- 応募する人は、報酬の金額と支払日を確認する。
- 応募する人は、宿泊費・食費・交通費を誰が負担するか確認する。
- 応募する人は、仕事内容と必要な経験、現地での移動手段を確認する。
現地で働く時間は観光には使えません。勤務時間の前後にどれくらい自由な時間があるかを確かめ、旅の目的と合う募集を選びましょう。募集の有無や条件は変わるため、応募前には公式ページを確認してください。
初心者が旅しながら稼ぐために、出発前に進めたい4つの手順
おさるくん仕事を始めたばかりなら、出発前に何から準備すればいい?
1. 旅に必要なお金と、仕事に使える時間を書き出す
まずは、交通費、宿泊費、食費、通信費と、自宅に残る家賃などを分けて書き出します。受注した報酬の金額だけでなく、実際の入金日まで生活できるかも確かめてください。
次に、観光と移動の予定を入れて、仕事に使える時間を見積もります。たとえば、3日間の滞在中に1日3時間ずつ作業するなら、使える時間は合計9時間です。これは計画の例であり、誰にとっても十分な作業時間という意味ではありません。
調査、打ち合わせ、執筆・制作、修正まで、その時間に収まるかを確認しましょう。移動日に仕事を詰め込まない予定も、遅れを防ぐ助けになります。
2. 自宅で小さな仕事を受け、納品まで経験する
未経験の人は、旅行と受注を同時に始めるより、自宅で仕事を進める経験を先に作ることをおすすめします。作品の見本を用意し、対応できる仕事を探し、依頼内容を確認して納品するところまで試してみましょう。
フクロウ教授1件の仕事にかかった時間を記録すると、旅先でも対応できる量を見積もれます。会社員の人は、副業の規程も確認してから進めてください。
3. 短い旅行で、通信環境と仕事の進め方を試す
自宅で仕事を進められるようになったら、まずは近場の1泊2日など、短い旅行で試してみる方法があります。宿にWi-Fiがあるかだけでなく、作業机、電源、通話できる場所を事前に確かめましょう。
通信が途切れたときの連絡手段も用意しておくと、現地で慌てずに済みます。仕事の資料を扱うときは、依頼主の情報管理のルールを守り、周囲から画面や会話を見聞きされる場所を避けてください。
4. 旅先でも連絡と納期を守れる形へ調整する
仕事を続けるには、依頼主が安心して任せられることが必要です。連絡できる時間や、移動のため返信が遅くなる時間を先に伝え、余裕のある納期を相談しましょう。
旅先で仕事をするために、すべてを自分で抱える必要はありません。ただし、依頼された仕事を第三者へ任せる場合は、依頼主との契約や許可の範囲を確認してください。
旅と仕事を続けるために、仲間や相談できる相手を持つ
おさるくん旅先で仕事に困ったとき、相談できる人がいると心強いね。

旅先では、仕事の進め方で困ったときに、その場で相談できる人がいないこともあります。普段から同じ仕事をする人と交流し、相談できる関係を作っておくと、仕事を進めるうえでの選択肢が増えます。
メイカラ代表の久保田は、2026年9月30日の公開ライブで、「一人でやらずに、組む」を、これからの働き方の1つとして紹介しました。
たとえば、文章を書く人と写真を撮る人が一緒に地域のお店を取材するなど、得意なことを分けて関わる形も考えられます。これは働き方の例であり、旅に出れば仕事が紹介されるという約束ではありません。
次の動画は、旅や日々の生活と仕事を組み合わせる個別の事例です。自分が使える時間や必要な収入に当てはめて、参考にしてみてください。
仕事が途切れる不安や、相談相手を持つことについては、フリーランスで仕事がないときの対処法でも紹介しています。

旅しながら稼ぐ方法でよくある質問
- 未経験でも、すぐに旅費を稼げますか?
-
未経験から始めることはできますが、収入が生まれる時期や金額は仕事内容と本人の状況によって変わります。応募すれば必ず採用される、学べばすぐに旅費がまかなえる、といった保証はありません。最初は旅費を別に確保し、出発前に仕事を受ける経験を作りましょう。
- プログラミングでも旅しながら稼げますか?
-
オンラインで進められる開発案件で、依頼主が旅先からの業務を認めていれば選択肢になります。ただし、経験や技術、会議への参加時間、開発環境、情報管理などの条件を満たす必要があります。
未経験の人が、旅費を得るためだけに急いで学び始めるより、今の経験を使える仕事と比べて選ぶことをおすすめします。
- 旅先で取材をすれば、旅行代はすべて経費になりますか?
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旅行代がすべて自動的に経費になるわけではありません。国税庁の「必要経費の知識」では、収入を得るために直接必要な費用や業務上の費用を挙げ、私的な費用と区別しています。
仕事と観光が混ざる旅は、仕事に必要な部分を記録し、扱いに迷うときは税務署や税理士に確認してください(2026年10月27日確認)。
- 海外でも日本と同じように働けますか?
-
インターネットが使えることだけで、海外で働けるとは判断できません。滞在資格や現地の制度、依頼主の情報管理の条件を確認する必要があります。出発前には渡航先の政府・大使館の公式情報を調べ、外務省の海外安全情報でも現地の状況を確認してください。
- スマホだけで始めても大丈夫ですか?
-
スマホでできる作業もありますが、記事の入稿や修正、画像の制作など、仕事で必要になる操作をすべて進められるとは限りません。応募する案件の作業内容を確認し、その仕事に必要な機器を用意しましょう。Webライターのパソコンの選び方も参考になります。

まとめ:旅しながら稼ぐ準備は、普段の生活で仕事を試すところから

- 旅しながら働く人は、オンラインの仕事と現地の仕事を比べて選ぶ。
- 未経験の人は、旅費を確保し、自宅で受注から納品まで経験する。
- 出発する人は、入金日、作業時間、通信環境、移動の予定を確認する。
- 仕事を続ける人は、依頼主との約束を守り、相談できる相手を持つ。
フクロウ教授最初から長い旅に出る必要はありません。まずは自分が対応できる仕事を選び、小さく受けてみるところから、旅と両立できる形を探してみてください。
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